2013年 11月 21日
NPOを作ろう!4
このNPO法人化についてはもう何回も書いているところですが、先々週の木曜日、無事県から設立認証通知が届き、その後登記を済ませ、NPO法人が誕生しました。
ただ、この登記が曲者でして。
新潟の法務局まで行かなきゃいけなかったんですよ(汗)
役所なんで平日。
自分たちでやろうと思ってたんですが、結局何回か通う高速代やガソリン代を考えれば、その道のプロに頼んだ方が確実なんじゃないかと。
会長と事務局と相談した結果、最後の登記だけお願いすることにしました。
登記所が近くにあれば、最後まで全部自分たちでやったんですが、現実的に難しかったです。
司法書士さんにお願いし、無事に登記を終え、昨日登記簿謄本が届きました。
ここまで来るのに1年近く。
そもそも、何でNPOを立ち上げなければならなかったかって話をまだしてませんでしたね。
実は、建物(道場)の問題があったんです。
我々だけでなく地域の皆さんも「太鼓道場」と呼んでいる本会の拠点の正式名称は「浦川原地域文化伝承館」です。
市有物件で、誰もが使用できる公の施設です。
でも、実際は本会以外に使用実績はありません。
平成17年の合併時、市では、将来的に施設の再配置をしようという計画でした。
それぞれの区に似たような施設があるのは効率的じゃありませんし、維持費用も財政的に厳しいですし。
で、浦川原地域文化伝承館については、費用対効果が望めないことから、再配置対象(廃止の可能性もあり)となりました。
我々としては今ある道場がなくなるのは、イコール活動の低迷につながるわけですので、何回か市と協議を重ねてきました。
その結果、保倉川太鼓への無償譲渡という方向に決まりました。
「ほかに利用実態がないのだから、保倉川太鼓に譲渡するのが望ましいであろう」という市の見解です。
市としては壊す費用がかからないし、今後維持費もかからなくなります。
本会としてもこれまで同様に使えるわけです。
でも、ここで問題なのが、譲渡先は個人や任意団体ではなく、法人に限られるってこと。
これまでの任意団体保倉川太鼓のままでは譲渡を受けられないってことです。
てことで、NPO法人化の話が持ち上がりました。
これが、去年の12月12日のことです。
それから始まるわけですよ、NPOを立ち上げるにはどうしたらいいのかの勉強が。
簡単に考えてたんですが、調べるうちに相当面倒なことがわかってきました。
途中、しばらくそっとしておいた時期もありましたが、自分にムチを打ち、杉田と2人でここまで進めてきました。
だいぶ時間と労力がかかりましたが、何とか無事に立ち上がりました。
NPOになると、いろんな責任や経費的負担が生じてきます。
でも、それを上回るようなメリットもあるはず。
なんたって社会的に認知されたNPOですからね。
そして、県内初の和太鼓団体のNPOです。
実際に道場の譲渡は来年春以降になりそうです。
本会の所有物件になった暁には、もっとゆったりと子供たちが打てるように、現在手狭な床面積を増やす計画です。
でも、贅沢っていうか幸せなことなんですよね、道場を持ってるっていうのが。
どこの団体も体育館や公民館などの公的施設を借りて、練習されてるようですから。
道場の話をすると決まって羨ましがられます。
大切に使わせていただかなければなりませんね。
35周年イヤーの今年、保倉川太鼓は法人として新たなスタートを切りました。
来年、「浦川原地域文化伝承館」の看板が下ろされ、「保倉川太鼓道場」の看板が掲げられます。
これまで以上に頑張ります。
進化する保倉川太鼓、ご期待ください。
そして、これからも応援よろしくお願いいたします。
会長、カッコいい看板作ってくださいね!
【五井野】
by Hokutaiko
| 2013-11-21 06:00
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